・リレー等の基本ルールを設定する
設定ファイル:/etc/mail/access
#要素:値 動作
#例 210.170.xxx.yyyからの接続はリレー許可する
Connect:210.170.xxx.yyy RELAY
#例 Fromがhoge.comのメールを受信する
From:hoge.com OK
#例 Toがsupport@hoge.comのメールを破棄する
To:support@hoge.com DISCARD
要素は例に書いたConnect(接続元)、From(Fromヘッダ)、To(Toヘッダ)の3種類が使える。
値も例に書いたIPアドレス、ドメイン、アドレスが使える。
動作はRELAY(リレーと受信を許可)、REJECT(接続拒否)、OK(受信のみ許可)やDISCARD(エラーを表示せず廃棄)等の他、550エラーも出来る。 REJECTと550は似ているが、送信元に対してエラーメールを送出するかどうかという違いがある。
標準は設定されていない物はREJECT動作をするので、REJECTレコードを書くことは滅多にない。 例えば固定IP接続を利用しているときに、Connect:固定IP RELAYとして、このサーバを送信サーバとして使用するとか(この許可をしても、プロバイダのOP25Bの影響で送れないこともあるが、固定IPプランの場合はブロックされていないことが多い)
accessファイル設定後にはdbを再構築する
makemap -v hash access.db < access
・色々なドメイン宛メールを受信する
MXレコードが設定されているのは事前条件
設定ファイル:/etc/mail/local-host-names
受信ドメインを列挙する
hoge.com
piyo.net
これでhoge.comとpiyo.netを受信する。
・色々な配信条件を設定する
設定ファイル:/etc/mail/virtusertable
#宛先アドレス 配信先
#例 hoge.comドメイン宛てメールをローカルユーザcatchに配信(キャッチオール)するなら、
@hoge.com catch
#例 ユーザ@piyo.net宛てメールを@hoge.comの同名ユーザに割り振る時は
@piyo.net %1@hoge.com
他にも、root宛てメールをadminで受信するのに、root@localhost.localdomain admin みたいなパターン等、いろいろとある(rootのPOPはバイナリレベルで禁止されているので、この設定をするか/root/.forwardファイルに転送先アドレスを記述してメール転送してPOP受信する)
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