月別アーカイブ: 5月 2012

不正アクセス元っぽいIPを集計する – btmpとwtmpを元にVPSセキュリティ設定

 Linuxで不正アクセスっぽいモノを記録するログが

/var/log/btmp

で、こいつはプレーンテキストではないので

lastb

コマンドで中身を確認する。

 セキュリティ対策をしていないサイトだと膨大なログになるのでちょっとフィルタする。
 不正アクセスっぽいモノのIPを抽出するには

lastb -ia|sed -e “s/.* \([0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\)$/\1/g”|sort|uniq

lastbの出力でホスト名ではなくIPで表示して、一番最後にアドレスを出す。 それをsedに流してIP部分を切り出して、ソートして、重複を取り除いている。

 正常なアクセスっぽいモノが記録されるログは

/var/log/wtmp

で、こいつもプレーンテキストではないので

last

コマンドで中身を確認できる。
 不正アクセスっぽいモノ同様に

last -ia|sed -e “s/.* \([0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\)$/\1/g”|sort|uniq

を通すと正常ログイン出来たアドレス一覧が得られる。

 それぞれをリダイレクトして、

lastb -ia|sed -e “s/.* \([0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\)$/\1/g”|sort|uniq > btmp.list
last -ia|sed -e “s/.* \([0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\.[0-9]\+\)$/\1/g”|sort|uniq > wtmp.list

の様にファイルに落として・・・

cat btmp.list wtmp.list|sort|uniq -d > dup.list

-dオプション=重複行のみを出力する
 すると、ログインを成功したり失敗したりしたアドレスのリストが得られるので、このアドレス一覧がセーフかどうか確認する。
>このセーフでないモノがあったら、不正アクセスでログインされている訳で、システム総チェックが必要になる・・・
 このセーフなリストを(safe.listとでもして)保存して

cat btmp.list safe.list|sort|uniq -u

-uオプション=重複していない行のみを出力する
みたいにすると、セーフリストに記載されていない不正アクセスっぽいモノが得られる。
(「失敗リスト」+「成功リスト」に存在するモノから作ったセーフリストを失敗リストから除外すると「失敗リストだけに載っているモノ」+「失敗リスト+成功リストに存在するモノのうちセーフリストに載っていないモノ」が得られる)

この不正っぽいリストをまとめて拒否するなら

cat btmp.list safe.list|sort|uniq -u|sed -e “s/\(.*\)/ALL:\1/” >> /etc/hosts.deny

で、拒否ホストリストに全部突っ込める(但し、最終行にbtmp~と言う行がつくので、これだけ削除する)

 お名前.com VPSさくらのVPSで標準状態だと不正っぽいリストがいっぱい出てくるのでアクセス制限に注意。
 しかし、基本的には、フレッツ光対応、固定IPサービスの「ZOOT NEXT for フレッツ光」みたいな固定IPを契約して、hosts.deny sshd:ALLにして、hosts.allow ALL:固定IPみたいにして接続できるIPを制限しておいた方が安全で良い。

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Web開発でのFacebookの基本操作 – このリンクをシェア を追加する

昨日のTwitterに続いてFacebookにも投げてみる

リンクをシェアする為のURL
http://www.facebook.com/sharer.php

URLへの引数
u リンク先URL
t リンクタイトル
当たり前だけど、全てURLエンコードする

例えば

<a href=’http://www.facebook.com/sharer.php?t=This%20is%20test%20link.&u=http%3A%2F%2Fserversmanvps.xn--ockc3f5a.com%2F’ target=’_blank’>リンクをシェアする</a>

リンクをシェアする

参考:http://developers.facebook.com/docs/share/

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Web開発でのTwitterの基本操作 – リンクをあなたのフォロワーに共有する を追加する

 Web開発している時、Twitterへの発信を絡めたいと言うニーズが結構ある。
 そんなときに必要になるサイトからツィートする基本操作。

ツイート画面のURL
https://twitter.com/intent/tweet

URLへの引数
text ツィート本文初期値
url リンク先URL
via @になる値
original_referer ツィート完了後に戻るリンクに入る値
当たり前だけど、全てURLエンコードする

例えば

<a href=’https://twitter.com/intent/tweet?text=This%20is%20test%20tweet.&url=http%3A%2F%2Fserversmanvps.xn--ockc3f5a.com%2F&via=VPS&original_referer=http%3A%2F%2Fserversmanvps.xn--ockc3f5a.com%2F’ target=’_blank’>ツイートする</a>

みたいなアドレスを作ると
ツイート画面で
This is test tweet. http://serversmanvps.xn--ockc3f5a.com/ @VPSさんから
みたいに入力された状態のツィートウィンドウが開ける。
↓実際に作ったリンク
ツイートする

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Google PageRankの付き方に変化? – SEO

 仕事で作るサイトは常識的にSEOを考慮して作る。
 趣味とテストをかねて、個人的に持っているサイトにも色々なSEOをやっている。
 SEOをしていて気になる要素の一つがGooglePageRank(PR)なんだけど、最近、大きく変化した様に感じる。
 従来、ブログサイトはコンテンツ量が多くても、キーワードやタグ調整をしても、被リンクが多くても、PRは低い感じだった(先日までこのブログはPR0だったし、別の週一更新で毎日数千アクセス回るブログもPR1だった。 しかし、滅多に更新しない固定ページはPR3だった)
 しかし、気づくとこのブログはPR1に上がっていて、PR1のブログはPR2に、固定ページはPR3からPR2にダウン。
 先日、バックリンクの評価が変わると言うニュースがあったので、それに併せてPRのパラメータ調整が入ったのかな?
 ビッグキーワードでの順位も59位>40位に大幅アップしていたし、上位サイトが評価変更で落ちたのが原因なのかな。
 とりあえず、Googleの状況を追跡してみよう。

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その他:Windows Updateが動かない – CAPI2がイベントID257(ESENT エラー-583)で停止する

 ふとシステムのステータスを見るとWindowsUpdateが回っていないことに気づいた(Windows7 Ultimate 64bit)

 手動で実行しようとすると ”現在サービスが実行されていないため、Windows Update で更新プログラムを確認できません。このコンピューターの再起動が必要な可能性があります。” と言うメッセージが出る。
 コントロールパネルに行ってBITSやWUサービスを起動して再実行するがやはり失敗する。

 こういうときはイベントビューアの仕事なので、早速それを立ち上げるとCAPI2がEventID257のエラーを出していた。
 メッセージは”暗号化サービスで、カタログ データベースを初期化できませんでした。ESENT エラー: -583。”となっていた。

 暗号化サービスはCryptographic Servicesっぽいので、そのサービスを再起動してみると同じエラーが記録される。

 とりあえずネット上で見つけたHow-toにしたがってsystem32\catroot, system32\catroot2を削除してみるが回復せず。
 WindowsUpdateが止まるだけなら後回しにしようかとも思ったが、Cryptographic Servicesの説明を見るとドライバの署名関連にも影響するような説明があるので、試しに新規デバイスを接続するとWindows標準のドライバが署名エラーで使用不能だった。 F8で署名強制を解除すると動く。
 どうやら、暗号処理のコアがダメっぽい。

 早期に修復しなければならない問題なので対応する。
 作業記録とイベントログの突き合わせをして行くと、最初にエラーが出た前日、HDDをリプレースしていた。
 HDD不良かと思いチェックディスクをかけるが改善せず、試しにストレージまわりのドライバを削除してみたら回復した。
 ドライバを少しずつ入れ替えてテストしていくと、Intel AHCIドライバを有効にするとエラーが出ることが判明。
 インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジードライバの8.​9.​0.​1023がLenovo System Updateで導入されていて、このバージョンだと転けるのだった。 最新の10.​8.​0.​1003を導入すると改善した。
 旧バージョンのドライバではプラッタサイズの対応が不完全だったのかな。
 しかし、完全にOSが起動しないとかならわかるが、あんまり関係なさそうな部分で影響が出ていたのには驚かされた。

このエラーには他に時計関係の問題とか、キャッシュ関連の問題の場合もあるみたい。

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