年末PC大掃除、そしてSSD換装

 年末押し迫ってきて、大掃除シーズンですね。
 ヘビーにPCを使っているユーザはPCの大掃除も大事、そんなわけで自宅マシンのバックアップ、大掃除、ついでにドライブ交換を実施しました。
 バックアップ作業は2通り、システムドライブのバックアップはAcronis True Image 2015 Unlimitedを使って、フルイメージバックアップを取りました。 データドライブについては、GoogleApps UnlimitedのGoogleDriveへCloudBerryを使って転送しまくりです。 ここでもフレッツさん大活躍の上に、800Mbpsとかの帯域で10TB単位で送信しても制限も喰らわないZoot nextさん最強です。

 大掃除に合わせて、今回SSDの交換を実施しました。
 選定したドライブはSamsungの850シリーズ2種類、850PRO850EVOです。 500GBと512GBモデルで、それぞれ31800円と41000円でした。
容量単価的にやや高価な部類のSSDですが、代理店のITGマーケティングさんでキャッシュバックキャンペーン中で、それぞれ3000円のキャッシュバックがあります(※容量モデル毎に異なるのと、1人1台限定)

 さて、EVOとPRO、違いは基本的に保証で、EVOが5年保証、PROが10年保証(150TBW)になっています。
 従来の840PROはエンタープライズラインにも登録されていて、サーバ利用でも73TBWまで保証になっていたけど、850PROはコンシューマーラインのみに表示されていてその点明記無しなのがちょい心配ではあります→確認した結果、845DCシリーズのリリースに伴い、サーバ用途はそちらで対応するために、850はPROでもサーバ利用は無保証となったようです。 残念。
 メインの作業用PCであるThinkPadW530にPROを入れて、サブのBTOノートにEVOを投入。 元は昨年末に入れた840EVO 500GBなので、まだ買い換えるには早い感じもするのですが、メイン側は24×365動作で1年間で30TB程に達していたため、予防保守的意味合いで交換しました。

 移行作業は普通に、TrueImageのレスキューメディアUSBメモリと、外付けUSB3.0SATAケーブルで850と共に取り付けてフルコピーを実施。 TrueImage2015のレスキューメディアはW530のUSB3.0に対応しているため、ほぼ使い切った500GBのSSDをフルコピーしても1時間かからずに全て転送出来ます。
 転送完了後はドライブ交換して普通に起動、SamsungのサポートツールであるMagicianを導入します。 こちらは、統合型ツールでファームウェア更新やオーバープロビショニングの設定などが出来るので、ほぼ必須ツール。
SamsungのSSDはオーバープロビショニングを設定すると、性能がかなり向上するため、このツールで設定するのがオススメです。
 コントローラレベルの全域AES暗号化とか、オーバーヒートプロテクションも対応していて、エンタープライズドライブみたいな感じがするのはEVOもPROも同じですね。

 簡単なベンチマーク的には840とさほどの違いは感じません。 まぁ、接続がSATA3なので、元から帯域上限だったというのが原因でしょう。
 しかし、開発関連のMySQLを入れたり、結構大きいモジュールをビルドしたりすると目に見えて速くなってるんですよね、850PROの方。 IOレイテンシが改善されているのだと思うのですが、リアルユースでは連続性能よりも高負荷対応とレイテンシ圧縮の方が効果が大きいので、単純な単位時間の転送速度やIOPSでは見えない性能差がここに出ているのでしょう。 ルータの家庭用と業務用のショートパケット性能の違いみたいなのがここにもあるのですね。

 今回のドライブは150TBW保証ですので、データセンター向け(Intel S3500)の約半分では有りますが、私の割とヘビーな使用状況でも5年イケる計算ですので、業務レベルのPCでも安心して使えるレベルに達したかなと言う感じです(公式外ですが、SSD寿命測定サイトの情報では128GBモデルでも500TBWは余裕有り、故障まで2PBWとか言う情報もありますので、512では2PBWとか普通にいけるかもしれません)
 私の業務用PCの交換サイクルは3年のため(CPUの陳腐化ペースから本体拡張保守を3年にしている)、この辺の機種であれば本体寿命期間に保証上限を超えること無くドライブ交換が不要になり良いかなと思います。

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