サイトのIPv6化をしてみた

 昨年末のGMOクラウドとのごたごたでサーバを再びさくらのVPSに移動したため、ちょうど良い機会なのでIPv6に対応させた。

 さくらVPSでは基本的にIPv6が有効なので特にすることも無くIPv6に対応できる。 逆に、IPv6が有効になっているので、Firewall設定をしないとマズイ。
 IPv6はiptablesではなくip6tablesでフィルタするので、従来通りiptablesだけを設定するとv6経由では穴だらけとなってしまう。

 HTTP/HTTPS着信だけ許可する定義、こいつを /etc/sysconfig/ip6tables として保存してやって、chkconfig ip6tables on と /etc/init.d/ip6tables start しておく。
 あとは、ApacheやPHPなどは特に何もせず動くけど、こちらもIPの処理を書いている場合にはIPv4フォーマット以外にIPv6フォーマットが来るのでその点で注意。

 せっかくIPv6対応したので、WordpressにIPv4/6の接続状況表示を出してみた。

 SERVER[‘REMOTE_ADDR’]はv6だとfe80:みたいなフォーマットになるんで、そこのフォーマットをチェックしてやるだけの手抜き仕様。

 あとは、サイトへの誘導のためDNSにレコードを登録する。 IPv4のAレコードに対して、IPv6はAAAAレコードに記述する。
 Valuedomainでは既に対応しているので、従来の設定で
a blog 153.126.194.176
みたいになっていたのに追記で
aaaa blog 2401:2500:102:3033:153:126:194:176
みたいにして記述する。

 IPv6でサイトが稼働しているのをチェックするには、IPv6Proxyなんかを使うと、v4環境からでもv6で表示できることを確認できる。
 ブラウザでIPv6アドレスを直うちする場合は、 http://[2401:2500:102:3033:153:126:194:176]/ のように、IPを[]で囲むのが作法。

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