今回はVPSからちょっと離れてWindowsネタ。
Windowsを操作するときに毎回不便に思うのがレジストリってやつ。
UNIXであれば設定ファイルはだいたい/etc/に揃っているから、これをコピーしたり外部から書き換えたりして移行したり回復したりできる。
しかし、Windowsってレジストリエディタプログラムでツリー状の設定をいじらなきゃならないので、手が出しづらかったんだけど、調べてみたら、レジストリも普通のファイルとして保管されていて、別マシンで書き換えることも出来た。
レジストリの実態が入っているファイルはハイブファイルというやつで、HKLMなら\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG配下にSOFTWAREやSYSTEMなどの拡張子なしのファイルがあって、これがハイブファイルだ。 ユーザー(HKCU)のハイブファイルは、ユーザーディレクトリ(\USERS\ユーザ名\)のNTUSER.DATが該当する。
マシンが起動しなくなったときにレジストリをいじりたい場合、別マシンにHDDをつないで、該当ファイルをコピーして、レジストリエディタを開いて、HKLMかHKUを選んだ状態でメニューにある’ハイブの読み込み’を使って先のファイルを開くとレジストリツリーの下にハイブファイルのレジストリ構造を表示できる。 この状態で普通にレジストリ編集を行って、メニューの’ハイブのアンロード’をすればOK。
ハイブファイルを元の場所に戻してやれば、別のマシンからレジストリを編集できたことになる。
起動しなくなってどうしようもなくなったとき、覚えていると役に立つかもしれないメモ。
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