さくらVPSへのWindows導入方法の自分メモ
VMwareでVM(以下VMwin)を作る。 HDDはIDEで16GB位まで、CPUコアは2個で設定しておく。
VMwinを起動してWindowsServer(今回は2003R2)のメディアでブートして導入する。 導入後は、PRO 1000 MTのドライバをダウンロードしてVMwinのデスクトップに置いておく。 おまじないをしておく↓
7010IDE.reg
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CriticalDeviceDatabase\pci#ven_8086&dev_7010]
“ClassGUID”=”{4D36E96A-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}”
“Service”=”intelide”
これは、さくらVPSの仮想マシン環境のIDEコントローラがVEN8086&DEV7010の識別子のデバイスになっているが、VMwareは異なる識別子のデバイスを使っているので、いざVPSで起動しようとするとブートデバイスを見失ってブルースクリーンになるのを防ぐのに必要。 7010IDE.regファイルに保存して、VMwinで開いてレジストリ登録したらシャットダウンする。
※認証はVPSに乗せたあとに行う(ハードウェア構成が変わるから、そのままでは本番に乗せたあとに電話認証になってしまう)
さくらのコントロールパネルから、カスタムOSインストールを選び、Debian 6 i386を導入する(以下VPStemp)
パーティションの切り分けはマニュアルで、前方に非マウントExt3パーティションをVMwinのディスクサイズに合わせて切って、残りもExt3で/(root)マウントに設定してインストール。
proftpd, vsftpd等のftpdを導入して動かしておいて、一時別作業。
VMwareに作業用VM(VMLinux)を作る。 HDDサイズはSCSIモードで、容量は3GBもあれば事足りる。
VMLinuxを起動して適当なLinuxディストリを導入してシャットダウンする。
VM管理でVMLinuxにHDD追加を選択して、既存のイメージ(VMwinのディスク)をIDEで追加して起動する。
fdisk -lコマンドでNTFSの場所を確認する(/dev/hda1になっているはず)
/dev/hda1であれば、
dd if=/dev/hda|gzip -c >winimg.gz
で、HDDイメージを吸い出す(完了すればVMwinは不要)
吸い出したイメージをftpでVPStempにアップロードする(こちらも完了すればVMLinuxは不要)
VPStempでアップされたファイルをディスクに流し込む。
gzip -dc <winimg.gz|dd of=/dev/sda
ddが完了したらrebootする。
WindowsServerが起動するので、VNCで入ってPRO1000MTドライバを導入、管理用リモートデスクトップの設定をしてやれば、あとはリモートデスクトップで快適に管理可能。
(利用可能メモリ350MB程度確保できていたので、ちょっとしたasp.netアプリを動かすには十分そうだ)
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