フレッツ光 ギガスマート

 NTT東地区在住で、長らくフレッツのサービスは下り200/上り100の非対称サービスを使って来ましたが、先日から東でも1Gbpsのギガスマートが提供開始されたため早速契約を行いました。
 既存回線からの移行では、ONUの交換だけが必要なのですが、ユーザ交換不可、NTT工事扱いで1万円前後(ひかり電話等オプションで変わる)と言う事でした。

 早速、切り替え後のベンチマークを実施しましたが、ルータが頭打ちになりますねこの回線。
 プロバイダはインターリンクのZoot nextですが、Nuro光の速度計測サイト接続で、下り400Mの上り370Mと言う結果でしたが、この時点で自宅のメインギガルータであるNEC IX3010はCPUフルの状態でした。
 せっかくの回線、活かせないのは惜しいので同じNECのIX2215ルータを導入しました。 NECルータについては、一般的なコンフィギュレーションはほぼ互換のため、TFTPで取り出したIX3010のコンフィグを全文置換でインタフェイス名だけ差し替えてIX2215でそのまますんなり動作しました(業務用ルータの良いところですね)
 IX2215のカタログスペックではIPv4はMax2Gbpsの性能と言うことで、IX3010のGEモジュール装備状態600Mbpsの約3倍です。
 IX2215にて再度Nuro光の速度計測サイトへ・・・ 結果は、下り640M、上り720Mと言う結果に。 この状態でルータのCPUは75%でした。

 さて、この回線、実際どの程度のパフォーマンスが出るのか・・・ 
 大きなファイルをやりとりする物と言えば、GoogleDriveです。 私はAppsUnlimitedを5契約していて(5契約以上で容量無制限になる)、動画ファイルとかVMイメージとかぽんぽん投げ込んでいますので。
 そんなわけで、GoogleDriveから1GBの動画をダウンロードしてみると実測43MB/sの結果です。 この数字、ちょっと前のエントリーNASより高速、DASのUSB2.0よりも速いですね。
 この回線であれば、もう、自宅にNASとかいらない感じですね。
 回線自体の月額は500円アップですので、ガンガンクラウド活用するなら十分イケてるサービスと言える感じです。

 フレッツ以外にも色々な固定回線があるけど、相変わらずフレッツを使っているのは、プロバイダが選べる点ですね。
 固定IPやネットワーク型のプロバイダサービスが選べるから、自宅鯖やVPN用等が欲しくなるユーザにはこれがベスト。 PPPoEセッション追加でプロバイダマルチ接続もイケます(現在3プロバイダ併用中)
 また、フレッツの他のオプションも魅力的ですね・・・
・フレッツTV
 地上波だけでなく、BSや110CSの電波再送信も受けられる(ONU統合装置にアンテナ端子がある)ため、家庭でアンテナを設置して不調の度に微調整するという面倒な作業から解放されています。
・ひかり電話
 市外局番スタートの月額500円IP電話。 従来の電話機をONU統合装置に取り付けて使えるほか、SIPアプリからLAN経由の通話も可能、さらにひかりFAXアプリでFAXの送受信も可能と言う便利さ。
 家電話を操作するのは面倒だけど、スマホでかけると料金が高い(0570とかは、定額プランの対象外)通話をするときに、SIPアプリのAGEPhoneとかインストールしておくと、スマホからそのままかけることが出来る。 サポセンとかで0570使ってるところが結構あるけど、050IPだとかけられない、スマホだと旧プランの無料通話分対象外、新プランの定額通話対象外、更に20秒10円とかの高価格な事もあり、ひかり電話があると便利(90秒10円とか)
 PR500装置はPPTPサーバ機能があるので、スマホをVPN接続しておくと出先から自宅の電話番号の発着信が可能と言う便利さ。
 ひかりFAXはFAX専用機がいらず、タブレットの画面で受信FAXを表示し、カメラで撮影してFAX送信が可能、EPSONプリンタと組み合わせれば印刷・スキャンも対応出来る。 ひかりFAXを使う場合には、月額100円の番号追加サービスを利用した方が便利。 ただ、タブレットの電波安定感がイマイチだったりするので、FAXお知らせサービス月額100円の追加もしている。 まぁ、インターネットFAXが月額1000円くらいするのを考えると、ひかり電話+番号追加+FAXお知らせ(センター側受信)で760円くらいなら十分お得。

 色々なサービスを使い倒すなら、相変わらずNTTのフレッツさん最強と言うことで・・・

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Windows化したVPSをまるごとコピー、P2Vも

 お名前VPSをWindows化して使っているけど、マシンコピーにAcronis True Image 2015 Unlimitedを使ってみた。
 おなじみのイメージバックアップツールであるTrueImageに容量無制限クラウドサブスクリプション1年分が付属した製品。 VPSに入れてクラウドバックアップを試すと80Mbps位でバックアップがとれた。
 お名前はISOアップしてブートが可能なので、TrueImageのリカバリメディアからブートしてリカバリが出来るし、更にUnlimitedに付いているUniversalRestore機能を利用することでドライバを組み込みながらイメージリカバリできるので、これでP2V(物理マシンの仮想環境移行)もできるようになる。
 作業用のノートPCや、メディアセンタのバックアップもしてみてるけど、フレッツギガとかなら4TBのマシンバックアップが1~2日程度で終わる感じ。 しかし、回線依存が大きいので、VPSではリージョン、ローカルではプロバイダなどの影響を考慮して事前検証してから入れたほうが良さそうだ。

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デスクトップPCをUnixBenchしてみる

 限定用途のサーバで、信頼性はいらないけど演算能力がほしいと言う事情から、最新のデスクトップCPUであるCore i7 4790Kで1台組んでみたのでお約束でUnixBenchしてみる。

 以前取ったE3-1290V2サーバの結果に比べてシングルのドライストーンで550(14%)ほどの向上。
しかし、シングルのウェットストーンが低い。 何度か試したけどやっぱり低い。 なぜだろう? マルチのウェットストーンは高いんだけど・・・
 ストレージをSamsung 840EVO SSDにしたのでファイル周りは速く、トータルのスコアは3割近く高い。
 まぁ、ECCメモリも無く、ラックにも収まらないんで邪魔くさいけど、データ処理専用に使うなら、まぁありかな。

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SQL処理用にさくらのVPS(SSD)を契約してみたんでUnixBenchした

 以前、全て解約したさくらVPSだけど、今回、DB負荷の高い処理用にSSDプランを契約してみた。
 DBはオンメモリ出来ない処理が発生した場合、ディスク性能が大きく物を言うわけで、SSD搭載機種はレスポンスが良くなる感じ。
 8GBメモリ+SSDプランで、とりあえずいつも通りUnixBenchしてみる。

 先日のお名前に比べるとやっぱりCPU性能は低いけど、ディスクI/O、特にマルチスレッド時の低下が少なく、ぐりぐりとtemp on fileやり出した場合に性能が良い感じ。
 あとは、さくらはローカルネット構築機能がついたから、複数台を使ったシステムを動かすのにも良さそうだね。
 お名前もローカルネット構築機能つけてくれないかなぁ・・・

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お名前VPS最上位プランを使用するに当たりUnixBenchしてみた

 お名前.com VPSの最上位プランである16GBプランを契約したのでベンチを取ってみた。

 演算能力的には、E5-2680のシングル構成マシンに近いレベルで、AWSではc3.4xlargeあたりになるのかな。 同インスタンスを1ヶ月回し続けると約6万円で、こっちは1万6千円くらいだからやっぱり安いな・・・
 ただし、これがお名前VPSの上限なので、これ以上の性能となるとやっぱりクラウドのHPCプランか専用鯖かになっちゃう。

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fuelPHP: DBのSHOWコマンド結果を取得する(DB::queryで実行すると戻り値が件数だけになる話)

 最近FuelPHPを使っていますが、環境値などをFuelのDBクラスで使用する場合、単純に考えて

みたいに実行すると、戻り値が

とかで戻ってくる。 DBクラスのなかを見るとDB::SELECTはレコードを返すけどそれ以外は対象件数を戻す実装だった。
 じゃあ、SHOWで結果を取れないのかというと、queryの第二引数でDB::SELECTを与えるとオーバーライドされるようになっていたので

みたいに実行すると、戻り値が

になって、

みたいになって帰ってきてくれる。

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型落ちサーバと最新サーバでベンチ

 知り合いに型落ちのHP Proliant DL380 G7の構築を依頼されたため、構築しつつベンチを取ってみた。
Xeon E5620 2.4GHz 4core/8thread x 2
DDR3-1066 4GB x 4
SAS 600GB 10krpm x 8 RAID5 @ P420

 シングルスレッドの演算性能は先日取ったE3-1290v2の半分、システム全体のパラレル演算能力は1割ほど高い程度の結果。
 消費電力あたりの性能を考えると素直にE3を乗せたの方が良好と言えるが、最大メモリ搭載量や拡張スロット、ドライブベイ等の点を考慮すると、まぁありな選択肢ではあるかと思う。
 Xeon56xx系でも8Cのデュアルとかになれば現行E3の倍以上の演算能力になるわけで、まぁその辺のコンフィギュレーションになればまだまだ実戦投入可能かな?

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