VPSはオトクなのか

 さくらのVPS 4GBプランを新規契約した時にVPSはオトクなのか考えた話。

1,電気料金
 さくら 4GB のUnixBench Indexは2200程度、Core i5(2コア+HT)クラスのマシンに相当する。
 このクラスのPCを24時間稼働して従量電灯の1~2段階料金だと月額約2000円の電気代がかかる。
 と言うことは、月額3980円から2000円は電気代と思って良いだろう。

2,回線料金
 さくらのネットワーク転送実レートは上り下り6MB/s程度出る。 48Mbpsだから、ADSLは超えてFTTHレベル。 Bフレッツが月額5460円なので、これだけでオーバーしている。
 更に、固定IPが割り振られる訳だが、固定IPプロバイダは最安値で月額1500円程度。
 ここまでで、自宅にサーバを設置した場合に比べて毎月5000円ほどオトク。

3,機材価格
 更に、機材の代金がかかる。
 処理性能に相当するサーバだとNECとかHPの2万円程度で買える特売サーバが相当するだろう。
 安い無停電電源等の設備も入れたとして一式4~5万円程度なので、初期費用の1万円に対しても遙かにオトク。

 また、無停電電源のバッテリのような寿命がすぐ来る(安いもので2年程度)部品交換や、サーバの部品が故障して交換したりすること、夏場は冷却が必要なことなどを考えると、どうやっても個人で用意する場合に比べて遙かにお安く済むのは確実だ。 と言うか、シリアルな演算の性能(高クロック&クロックあたり処理能力)を求めなければ、サーバ契約を横に増やしていくのがオトクだろう。
 はっきり言って、さくらの8GBとか、商用サイトを普通に運営できるレベルだ。 マネージドとかの要求がなければ普通にいける。
 このブログもさくらでWebサーバとDBサーバを構築している(1台はASPを動かすためにWindows化して、もう1台はLinuxで動かしている)
 完全仮想化なので、LiveCD LinuxをGRUBからISOブートして、hdaをddしてどこかに置けば災害対応のイメージバックアップも普通に取れる。

 クラウドのように変動が無く、定額で予算化できるのも良い(逆にクラウドのようにリソースを適時投入は出来ないが、同じ程度の処理能力を確保しておくなら、クラウドより安い)

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