10GbEが安くなったので導入した

 従来、自宅内の高速LANはInfiniBandだったんだけど、こいつはなにぶんケーブルの取り回しが悪く昔のSCSIみたいなヤツで引き回せる距離もSCSIレベル。
 そんなわけで、10GbEの価格低下を待っていたんだけど、ついにそろえられそうな価格帯に降りてきたので購入した。

 Intel X540-T2アダプタ。 扱いやすい10GBase-Tの2ポートタイプで、購入時新品で2万1千円。
 Intel様のアダプタだけあって最新リリースではESXiにもCentOSにも標準でドライバが入ってる。 そんなわけでこいつを3枚購入。 ストレージサーバに1枚、仮想サーバに1枚、作業マシンに1枚挿してやって、屋内埋め込みのCAT7ケーブルでダイレクト接続(スイッチはまだ10万くらいするから・・・)
 従来はInfiniBandの制限で作業マシンまでは引っ張ってこれなくて、GbEをトランクで使っていたけど、こいつなら従来ケーブル1本をつなぎ替えるだけでOK。 余ったGbEはインターネット接続用経路として残す。
 ESXi側は挿して起動すれば勝手にデバイス一覧にあるんで、iSCSIバインドしてストレージサーバのストレージを共有するスタイル。 上物でIOmeterを動かすと特にチューニングなしに890MB/sの爆速を発揮。 もう、ローカルに6Gデバイス直差しよりこっちのが速い! さすがにPCIeデバイスには勝てないけど。

 作業マシンのWindows10Enterprise環境にはドライバを導入して通常使用。 Windowsファイル共有でVMイメージとかコピーするとやっぱりSSD(DC S3500ミラー)が足を引っ張るという事態になった。

 光ファイバ使用の高速タイプとかは余り物を色々持っているけど、やっぱりイーサネットの銅線の扱いやすさとコストを考えると、やはり10GBase-Tは使いやすいな。
 CAT6以上の屋内配線があればたいていそのまま使えるし(10GBase-TではCAT6でも最低37mまで使用可能、X540-T2では55mまで使用可能)、配線を増やさずに高速化できる恩恵は大きい。
 最終的に、各クライアントには250GBとかの安いSSDだけつないで、全部中央のストレージサーバに集約しちゃうようになりそうだ。 ノートもWiGigがあるから、各部屋にWiGigから10GBase-Tにブリッジできるような装置を設置していけば快適生活になりそう。
 ただし、X540-T2は10GBase-T接続で17W近い電力消費があるため、現状ではまだ全マシンに入れるには厳しいけどね・・・(3.5インチHDD1台分より多いくらい) 

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