開発環境の引っ越し・デュアルストレージ同居

 開発に使っているPCを引っ越すときって結構面倒ですよね。 まるごとイメージコピーしてもいいんだけど、ドライバとかいろいろ入れるのに古いのとコンフリクトしたり、いろいろなプログラムが混じっていたりしてきれいな環境に比べるとイマイチだし。 しかし、完全新規の環境を組むと、あれ?あのデータがない、あのプログラムの設定どうだっけ?みたいなことも起きる。
 今回、デュアルストレージ可能なThinkpad E590を購入したので、旧環境を併用しながら新規環境を組むことにしました。

 Q.どうやって同居するか?
 A.バーチャルマシンでいいじゃない。
 Windows10にHyper-Vがいるんだから、旧ストレージをそのまま起動ドライブとしてバーチャルマシンを組めば、新PCの中で旧PCが動ける。

 新しいマシンはデュアルストレージ(M.2 + 2.5 SATA)対応だからイメージ変換とか面倒もいらない。 新しいマシンのシステムストレージはNVMeで、旧環境はSATAなんで、旧環境のSATAドライブを引っこ抜いて新マシンのSATAベイに突っ込んで終了です。
 新しいOS上でHyper-V機能を有効化したら、まずは旧ドライブをオフラインにする。

 コンピュータの管理(compmgmt.msc)で記憶域のディスクの管理、追加ドライブを右クリックして、出てきたメニューからオフラインを選ぶ。

 で、新規の仮想マシンをHyper-Vマネージャで作る。 ごく普通のVersion1の仮想マシンをディスクレスで作ってから、設定を開く。

 IDEコントローラ0にハードドライブを追加して、メディア欄で物理ハードディスクを選ぶ。 さっきオフラインにしたやつを選べば、この仮想マシンはダイレクトにそのドライブを読み書きしてくれる。 一覧にない場合は、オフラインになっていないのが原因なので前の手順を確認する。
 物理ドライブをダイレクトの場合、チェックポイントが動かないので、チェックポイントを無効にすること。

 あとは仮想マシンをスタートすれば旧環境が動くんで、必要なデータとか設定を同じPCの内部で見比べながら移すことが出来る。 仮想LANを通してデータコピーしたり、共有されたクリップボードでテキスト移したり出来るんで、これでしばらく同居させて、すべて移し終わったらバックアップとって消去でいいだろう。

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