今更、CentOSに uim anthy を導入しました。
その理由は、AndroidクライアントのハードウェアキーボードからSSHして日本語を入力したいというニッチな理由。
お名前.com VPSとかで立てたサーバのちょっとしたメンテナンスメッセージとか、開発修正のメッセージ修正とかで日本語を入れたい事がある。
で、AndroidクライアントのSSHでソフトウェアキーボードを使っているときは、Androidの日本語入力で日本語が入力できる。 ハードウェアキーボードになると、キーボードをSSHクライアントが奪うために日本語入力が動かない。 つまり、サーバ側で日本語入力を動かす必要がある。
サーバは開発サーバでX無し、しかしSSHがUTF8で動いているから日本語は表示できる。 コーディングして少し日本語修正したりするときに、馬鹿でも良いから日本語が少し入れられると非常にありがたい。
で、手軽に日本語が入れられる環境を考えると、uim-fepが思い出される。 uimをくっつけたシェル。
今回はAzureクラウドのCentOS7.5デフォルトイメージ上に実装。 もちろん、お名前でも、さくらでも、AWSでもGCPでもOK。
材料はuimとanthyなんで、それぞれ最新リリースを持ってくる(1.8.8と9100h)
https://github.com/uim/uim
https://ja.osdn.net/projects/anthy/
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yum install protobuf intltool ncurses-devel wget https://github.com/uim/uim/releases/download/1.8.8/uim-1.8.8.tar.gz tar xzf uim-1.8.8.tar.gz wget wget https://ja.osdn.net/projects/anthy/downloads/37536/anthy-9100h.tar.gz tar xzf anthy-9100h.tar.gz cd anthy-9100h ./configure make make install cd uim-1.8.8 ./configure --enable-fep --with-anthy-utf8 make make install /usr/local/bin/uim-module-manager --register anthy |
~/.uim
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(define default-im-name 'anthy) (define-key generic-on-key? '("<Control> ")) (define-key generic-off-key? '("<Control> " "escape")) |
uimの設定ファイルで、anthyをデフォルトにして、キーマップをCtrl+Spaceにして、追加でescapeでも解除できるようにした(viで協調はしないけどesc二連発で入力モード抜ける)
あとは、コマンドラインから uim-fep を実行すると下の方に anthy[An- R] とか表示される。
そのまま Ctrl+Space でコマンドラインでも日本語が入れられるし、vim上でも使える。
スクショを取るためにWindowsのRLogin上でやってるけど、AndroidのJuiceSSHでもOK
サーバ側の変換だから英語端末だろうが何だろうが日本語が入れられるんで便利。 ただし、編集を繰り返すとvimは表示が崩れるんで本格的な編集には使えない。 ただ、出先でAndroid端末+ハードウェアキーボードで少し日本語が入れられれば結構便利というしょうも無い話し。
Huawei M3で2画面モード vim on ssh
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