月別アーカイブ: 9月 2012

YAMAHA RTX1100ルータを導入した

 従来、自宅のルータはYAMAHA RTX1000とCISCO1812Jだったんだけど、RTX1100の中古価格がだいぶこなれてきたので、RTX1000をRTX1100でリプレースすることにした。
 RTX1100に切り替えることでの我が家の利点は、1,優先・帯域制御が行えるようになる 2,L2TPサーバ機能が使えるようになる の2点だろうか。
 帯域制御はストリーミングとダウンロードを同時に行う場合の快適度向上や、サーバの負荷抑制等が期待できる。 L2TPは、従来外からの自宅アクセスはauスマホのテザリングでPPTPだったのだが、最近契約したDoCoMoだとこれが使えずL2TPが代替案だったので欲しかった。

 従来のRTX1000のコンフィグをTFTPで転送して、追加のL2TPとQoS設定を実施。
 通常のネットワーク機能は問題なし。 外からのL2TPを試すと・・・ 遅い。
 CPU負荷をみると99%になっていた。
 いろいろ暗号化メソッド(DES/MD5,3DES/SHA,AES/SHA)などを変えてみるが負荷の高さは変わらず。 L2TP処理自体が重いのか?

 Windows端末にはShrewsoft VPNクライアントを導入して、RTX1100にアグレッシブモードのIPSecを追加して接続してみる・・・
 CPU負荷は5%程度。 オフローディングが効いているらしい。
 この重さの違いは、もしかしたら、L2TPと組み合わせたIPSecはアクセラレーション対象外? それとも、細かい条件があるのだろうか。

Windows7+Shrewsoft VPN Client=GalaxyNote LTEテザリング=RTX1100=LAN(WindowsServer2012) で接続して、Windowsファイル共有の転送速度が1.4MB/s位(11.2Mbps) RTXのCPU負荷は4%
Windows7 L2TP/IPSec=GalaxyNote LTEテザリング=RTX1100=LAN(WindowsServer2012) で接続して、Windowsファイル共有の転送速度が400KB/s位(3.2Mbps) RTXのCPU負荷は75%
AllowsZ(ISW11F)+WiMaxでは、Shrewsoft VPN Client接続で500KB/s位(4Mbps)
スピードはさすがLTE。 +WiMaxはパケット制限がかからないけど、今ひとつスピードは出ない感じ。

 まぁ、遅いながらもL2TPが使えるようになったのは良かったか。
 Shrewsoft VPNクライアントで接続するならRTX1000で良かったのでは?というのは、1000にはNAT Traversal(NATを超えてIPSecする)機能が無くて1100から実装されたので、結局は1100にして正解だったわけだ。
 古いRTX1000は売ってもたいした額にならないから、VRRPでバックアップにしようかな。

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APC SmartUPS750, SmartUPS1500のバッテリを交換した

 自宅の作業PC用UPSであるAPC SmartUPS750と、サーバ用UPSのSmartUPS1500のバッテリを交換した。
 3.11以降、UPSの需要が増えたようで値下がりが激しく、安売り店では新品のSmartUPS1500が5万円程度で購入可能、対して純正の交換電池は4万円弱と、バッテリ変えるんだったら本体ごと買った方が良いんじゃ・・・?みたいな感じもしますね。
もっとも、本体交換した場合は一時シャットダウンが必要にはなりますが(SmartUPSは電源を入れたまま電池交換が可能)
 まぁ、自宅用ですので、電池は互換品で済ませるわけですが。
 そんなわけで、SmartUPS750用のバッテリは、WP7.2-12と言うバッテリを2個購入して両面テープで貼り付け、連結の端子は旧バッテリから取り外して使用します。 旧モデルのSmartUPS700もこの方法でOK。
 SmartUPS1500はWP18-12Iと言うバッテリで、こちらも2個購入して750同様に加工。 旧モデルの白も現行の黒もこれでOK。
 純粋な値段でいえば秋月が安いんだけど、ここのお店は廃バッテリーの回収をやってくれるので助かる。 下手に購入すると廃バッテリが軒先放置になる; 後は楽天ポイントが余ってたし。
 容量が大きいタイプもあるんだけど、数分で回復しない電源切断はどうせ回復が期待できずオートシャットダウンするし、同じサイズで容量の大きい電池は設計がきつくなって寿命が厳しくなるんじゃないかなと言う考え(実際、NiMHの単3とかは、一時期3000mAh近い物も出ていたけど、不良率等の問題で2000mAhあたりがメインストリームになってる)で、あえて容量が小さい方を買っている。

 ちなみにUPSを購入する場合の容量選択はAPCのUPS製品ページでプルダウンから電力を選ぶと、モデルごとのバックアップ時間が表示されるのが便利。
 作業PC本体とディスプレイが200W弱なので750で22分バックアップ可能。 5分間電源が回復しない場合にシャットダウンするとして、平均シャットダウン時間は3分程度なので2倍の余裕がある。
 サーバ、NAS、連動用ネットワーク機器が合計で400W弱なので1500で33分バックアップ可能。 こちらも同じポリシーでシャットダウンするとして、作業時間は平均10分かかるので、こちらも2倍の余裕がある。

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Windows Server 2012がMSDNで公開

 以前から期待しているWindows Server 2012のRTM版がMSDNサブスクライバダウンロードサイトで公開された。
 2012で個人的に注目しているのはNTFS拡張の重複除去機能。
 高価なストレージに載っていた、重複情報チャンクを共有して冗長データによるディスクの無駄を排除できる機能だ。
 ファイル圧縮も良く登場するデータを辞書により縮小するが、こちらはボリューム上のチャンクを対象とするから、異なるファイル間でも有効に働く。
 ただし、専用装置と違ってリアルタイムに処理できず、デフラグみたいなソフトで処理することになるんだけど、それでも標準機能でこれが乗ってくるのはかなり大きい。
 RCの評価で、開発用ノートPCの従来圧縮では数パーセントしか縮小出来なかったボリュームで40パーセント近い容量確保に成功していて、HDDからSSDに移行してきつくなっていたディスク容量に大きな効率化を実現してくれている。

 とりあえず、今日はこいつの導入評価を実施しよう。

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GMOクラウドVPSは実効速度に優れている?

 先日契約したGMOクラウドのVPSに本番系のサイトを移してみて気がついた。
 さくらVPSお名前.com VPSに比べてUnixBenchで劣るけど、WordPressのスピードが速い。
 ネットワーク速度も自宅NASからのバックアップ処理でスループット20Mbpsくらいしか出ないんだけど、従来2500msecかかっていたWPの平均表示時間が1200msecに落ち着いた。
 DBをフルダンプして入れ直したり、開発系のモジュールが外れたっていうのはあるけど、それにしても半分以下まで高速化するとやっぱり実効速度的な優位性があるんじゃないだろうかと思えてくる。
 VPS用高負荷テストとして使っている地デジトランスコーダを設置してベンチしてみようかな。

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