PHPで共有ファンクションを使っているけど、それがどこから呼ばれているか知らなきゃならないことがある。
こういうときに利用できる関数がdebug_backtrace()というファンクション。
PHPでFatalエラーが出たときとかに呼び出し関係を表示したり出来るのはこの仕組みが働いている。
var_dump(debug_backtrace());
とか埋め込んでおくと、その関数が呼ばれたときに、呼び出し関係と各要素のダンプがみられる。
あまりスマートではないけど、ある関数で、特定のコードから呼び出されたら処理を変更したいって言うことがあるが
$backtrace = debug_backtrace();
if($backtrace[2][‘args’][0][‘logic_file’]==’parts/stockman.php’)
の様にして、バックトレースの要素を使って分岐すると言うことも出来る。
PHPの便利な定数。
PHPには便利な変数($_SERVER等)があってよく使われているけど、定数もいくらかそろっていて、これがデバッグ向けの物がほとんどなので、debugネタのついでにメモ。
__LINE__ 行番号。 「__LINE__.’で問題が発生しました’」みたいに例外を投げてみたり。
__FILE__ ファイルのフルパスとファイル名。 変数からも取得できるけどこっちの方が書きやすい。
__DIR__ ファイルの存在するディレクトリ。 dirname(__FILE__)と同義。
__FUNCTION__ 現在の関数名。
__CLASS__ 現在のクラス名。 継承した時に、継承元で定義してある__CLASS__を使ったメソッドを、継承先で呼び出しても継承元のクラス名が戻ってくる点に注意(継承先でも同じメソッドを定義して__CLASS__を呼んでやれば、継承先のクラス名がとれる) これに対して、get_class($this)を呼ぶと、継承先で呼び出せば継承先のクラス名が戻ってくる(まぁ、インスタンスの名前だから当たり前だが)
__METHOD__ 現在の(クラス)メソッド名。
__NAMESPACE__ 現在の名前空間。 名前空間が実装されたのが最近なんで使ったことがない。
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