今回はVPSじゃなく、ローカル関係のメモ。
無線LANが出始めて10年くらいになるだろうか?
無線LANはその名の通り、線のないLANであり、通常、電波を利用する。 登場した頃は、そもそもLANがあまり普及しておらず、帯域も有線の100Base-TXに対して規格レートで1/10程度、実質2~4Mbps程度であったし、機器の価格も高価であったから近隣と干渉することは少なかったのだが、最近はノートPCには普通に端末が入っているし、ホストも2000円とかで買えてしまうので、そこら中にネットワークが乱立している。
無線LANの規格は、現在IEEE802.11nが普及しているが、これの使う周波数はIEEE802.11bに割り当てられていた、2.4GHz帯がメインで、1~13チャネルしかない(11nは、11a系の5.0GHzもあるが、こちらは機器がやや高価なので割と空いている)
1チャネルを使うと、前後1~2チャネルに干渉するため、同じエリアでは4ネットワーク程度しか同時稼働できないので、集合住宅だとすぐに干渉しまくる。
電波が干渉すると通信が低速になったり、最悪、通信不能になるので、電波状況を把握しておいた方が良い。
現在地点でどの電波が飛んでいるか(受信出来るか)を調べるツールとして、inSSIDerと言うツールがある。
このツールを立ち上げて、下にある2.4GHz Channels / 5GHz Channelsを選ぶと、グラフィカルにSSID(無線LANの識別子)とチャネル毎の電波強度が表示できる。
これで、干渉するネットワークの無い空きチャネルを調べたり、どうしても被ってしまう場合でも電波強度の弱いチャネルを調べることが出来るので、それに併せて回避してネットワークを設定することで、より快適な通信環境が得られるようになる。
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